初めてでも安心!ちえみの医薬品NOTE

2017年01月23日

抗がん剤の将来と未承認薬に関して

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日本のがん患者は増え続けていますが、がんに向き合う上で大きな問題がドラッグラグではないでしょうか。ドラッグラグとは、海外で承認されていても、日本で使用可能になるまでの時間差のことです。仮に三年のドラッグラグがあるとすれば、その間にがんは進行してしまいます。患者や家族にとっては、なるべく急いで欲しいのが本音ではないでしょうか。

その一方で抗がん剤を含む医薬品には、100%に近い安全性が求められるのも事実です。動物実験を何度も繰り返した後に、治験という形の実証がスタートします。治験にはたくさんの方が関わっていて、長期の時間が必要になります。国の機関においても、それを短くしようという意見が出ているようです。がんの中でも、肝臓がんや膵臓がんは再発率が高いと言われています。

海外にはよく効く抗がん剤があっても、日本では未承認薬になり高額な費用がかかってしまいます。救える命が目の前にあるのに、救えないのでは本末転倒ではないでしょうか。ノーベル賞を受賞したiPS細胞はもちろんですが、日本の医療は世界でもトップレベルにあります。医薬品の安全性を更に高めることが、より多くの命を救うことになるはずです。官民が一体になった改革を進めるべきです。

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